PATMと活性酸素

活性酸素(フリーラジカル、過酸化水素)は細胞をアタックしたり、合成に利用されたり、非常に悪さしやすい物質である。
PATMerは何かしらの毒素を身体のどこかで発生させ、肝臓での解毒処理(おそらくCYP2E1が関与)のときに活性酸素を発生させ、細胞間のどこかで、変わった物質を生成していると考えられる。この変わった物質がPATM症状の原因である抗原なのか、皮膚ガスなのか、はまだ分からない。
おそらく、皮膚ガスの場合は、低分子過ぎるため、身体へは眩暈・頭痛などの毒性的な症状が出るため、可能性が低く、ある程度の高分子(タンパク質や多糖など)をもち、アレルゲンとして認識され、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を発生させていると考えたほうが自然である。

また、NACがPATMに効く可能性があるということからも、NACから合成されたグルタチオン(G-SH)が活性酸素(過酸化水素)を還元するということと一致する。

一方、活性酸素と一言でいっても、何種類かあり、それに対する抗酸化物も違うため、気を付ける必要がある。(Wiki参考)
活性酸素 – Wikipedia

酸素を吸って生きている以上、活性酸素によるダメージは避けられないだろう。何かしらの方法を使って、活性酸素の発生数を減らし、活性酸素を還元する物質を取り入れる生活が望ましいと思う。

また、活性酸素をちゃんと把握するという意味でも、測定することも今後、検討しようと思う。
測定は以下3種類
・8-OHdg
・d-ROMs
・BAP
の方法があるようです。

一点、注意点としては、
NACもシステインであるため、ホモシステインとの関係性が気になる。ホモシステインは血漿中で濃度が上がると、心血管病の増加が知られている。どのサプリメントもそうだが、ちゃんと過剰のときの影響やデメリットも気にしながら、飲むことが望ましい。


補足

・可能性が低いだろうが、赤血球にあるG6PD欠損も可能性はゼロでないため、グルタチオンが働いてないのであれば、検査を受けるのも一つである。
・白血球の食作用も活性酸素を発生させる。免疫系による正常な仕組みのため、どうしようもないが、病原体を摂取している可能性もゼロではない。


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