7. アレルギー論、免疫論

「俺(自己)か、俺以外(非自己)か。」

まず、基本的な考え方として、免疫は自己と非自己を認識する機能によって、成り立っている。食べ物、外部物質は非自己であるため、非自己だということで、アレルギー症状を持つことは不思議ではないと思う。
非自己であるにも関わらず、反応しないほうを例外と考えるほうが自然。


PATMは体液(抗体)性免疫

相手に対して、くしゃみ・鼻水・咳の症状から考えるに、アレルギーはI型反応(即時型過敏症)として考えたほうが自然と思う。もし、真菌・細菌・ウィルス性があるのなら、発熱性やPATMerから離れた後も症状は残るのではないか。であれば、花粉のようなペプチド部位を持ち、抗原として認識されていると考える。(おそらく、細胞を宿主として感染することもないので、細胞性免疫の可能性は低い。)
I型反応はPATM物質を認識するIgE抗体を持つ肥満細胞(マスト細胞)からヒスタミンやロイコトリエンなどの物質を放出することにより、相手方にくしゃみなどの症状を引き起こす反応である。
なお、アレルゲンの仕組みとして以下の文献は参考になる。
60_KJ00007405477.pdf (保護) (jst.go.jp)

抗原の可能性としてはタンパク質、ペプチド、糖たんぱく質、多糖が考えられる。空気清浄機がアラームになり、かつ自分が持つ空気測定器(PM2.5, TVOC測定器)がTVOC、PM2.5の反応しないことから、おそらく分子量はTVOC~PM2.5の間になってくるだろう。

腺では、抗微生物ペプチドが分泌されるため、酵素の可能性とともに、調査していく必要がある。
IgGやIgAの抗体の可能性もあるかと思ったが、肥満細胞との連携を考えるとIgE抗体で考えるのが、適当であると思う。


被暴露者のアレルギーを軽減する方法

難消化性炭水化物(難消化デキストリンやイヌリンなど)は大腸で微生物叢により、酪酸となり、制御性T細胞に影響を与えると言われている。
被暴露者は難消化炭水化物をとり、アレルギーを抑える可能性を探ってみることも一つだと思う。
ただし、肥満細胞に抗体がついた状態でどれだけ制御性T細胞が関係してくるか、よく僕は理解してない。(Th2細胞を制御するので、あれば、B細胞が肥満細胞にサイトカイン連携をとる前の話になってくるかも。)

参考文献:
・カラー図解 免疫学の基本が分かる時
・イラストレイテッド 生理学 (リッピンコットシリーズ)

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